カテゴリー:2005年12月

Search



CPS NEWSより

CPS NEWSより抜粋

昔、雑誌で見た海外フォトグラファーの不思議な写真。それがデジタルの原点でした。

 コマーシャル、ファッション誌などの世界で、活躍する杉山宣嗣氏。杉山氏の目をデジタルフォトの世界に向けさせたのは、自身も活動していた海外のファッション界の不思議な写真だった。「10 年ぐらい前に海外のDCブランドの写真などで、どうやって撮ってるんだろう? という写真を見かけるようになりました。それがデジタル技術を使ってレタッチしたものだったんです。単なる合成とかプリントテクニックとも違う不思議な写真に見えました。」
 自身の活動経験から海外にネットワークを持つ杉山氏は、ある時、海外のレタッチャーと知り合い、メールをやりとりしながら、テクニックを学んだという。「やりとりの中で海外、とりわけアメリカの状況が進んでいることがよくわかりました。遅かれ早かれ日本にもこの技術が入ってくると思い、自分でもやろうと決意したわけです。」
 ネガやポジをスキャンし、デジタル処理をするところからはじまった杉山氏のデジタルフォト。もちろん、この時点はまだまだ過渡期だった。「プリントの手焼きでは一晩かけても思った通りに上がらなかったり、コストに見合わないこともよくありました。でもデジタル化することで、思い通りのものが出来ることがわかったんです。デジタルレタッチの利点は、“ 戻れる”、“止められる”、“ 同じものができる”の3つ。そして、自分が納得するまで“どこまででもできる”ことも挙げられます。暗室作業から比べると飛躍的に変わりましたね。ただ、この時点ではまだまだ問題が多かったのも事実です。」問題とは、スキャニングすることによる画質の劣化と「アシスタントがスキャニングデータのゴミ取りに時間をとられて現場に行けないこと(笑)」だったという。

人物撮影に必要な条件を満たしたEOS-1Ds Mark II。撮影の90%がデジタルに。

 自らを「新しもの好き、流行好き」と称する杉山氏。しかし大半の撮影をデジタルカメラで行うようになったのはここ2年ぐらいのことだという。「デジタルバックタイプのカメラを使っていたのですが、これだとコスト的に見合わない撮影がありました。そうかといって、35ミリタイプでは満足できるカメラがなかったのですが、EOS-1Ds Mark II が出たことで状況が変わりましたね。」杉山氏の仕事の中心となる人物撮影に必要な解像度、スピードなどの条件を満たした35ミリタイプのデジタルカメラがEOS-1Ds Mark II だった。
 「このカメラを使うことで、僕の仕事の90%はデジタルになりました。デジタルカメラで撮影して、PC上でセレクト、レタッチして、完成したデジタル画像として入稿する、というワークフローが確立したと言えますね。」デジタルへの移行には何のためらいもなかったという杉山氏。「新しい技術が登場したら、それが自分の仕事に活かせるかどうかを検証します。もちろんプロですから、コストパフォーマンスも考えて。それが使えるのであれば、積極的に使っていくのが僕のスタイルですね。デジタル技術は写真のレベルを上げ、表現方法を拡げていくものだと思っています。」

 たとえば、前ページの黒人女性の写真では、肌の質感を整えているという。「人の肌は均一の質感や色ではないので、その部分を修正しています。キレイなものをよりキレイにという感じですね」と語る杉山氏。デジタル技術を積極的に使っているが、できる限り合成は避け、自然な仕上がりを目指しているのも事実だ。
 本号の表紙では、著名なクリーチャー作家による実物大の造作を用い、合成は必要最小限に留めている。「この写真で合成したのは、造作の奥の部分と光、そして中の人物だけです。できる限りアナログ的な手法にすることで、自然な感じになるようにしています。“何でも後からデジタルで”というのは出来上がりに不自然さが残りますから。」安易なデジタル処理とは距離を置くのが杉山氏のスタンスだ。
 
人物撮影の最大の魅力は被写体とのコミュニケーション。

 「会話が成立するもの、自分で動くものが好き」と語る杉山氏。被写体とのコミュニケーションが人物撮影の魅力であり、それこそが良い写真のために必要なことだという。「写真を撮るという行為は、自然じゃない状態です。撮られる側は、撮られることを意識しています。表情にしてもポーズにしても“やらせているもの” なのです。その中でより自然な表情や動きが欲しいと思ったら、良いカタチでコミュニケーションをとることが重要ですね。例えば、嫌そうな顔を撮るには、本当に嫌なことを言ったりもします。」また、風景写真でも人の存在を求めるという。「風景でも点でもいいから人物が入っているものじゃないとダメですね。人のいた痕跡でもいい。」
 人物撮影やそのためのコミュニケーションの前に“人が好き”ということが窺われる話だ。人の表情、雰囲気、質感。その場の空気までも思い通りのトーンに変えていく。デジタル技術の可能性とともに杉山氏の仕事の幅と奥行きはさらに拡がっていく。

Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月25日

CPS NEWS

キャノンさんのプロフェッショナル向け会報誌がリニューアルしました。それに杉山が取材されています。

画像はコチラ

Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月25日

コマーシャル・フォト2月号より

コマーシャル・フォト2月号より抜粋

今回は、デジタル一眼レフカメラで撮影し、短時間に効率良く画像をチェック、使用カットを決定、すばやく画像処理を行なうワークフローを紹介する。
「ファッション雑誌の撮影は、衣装やヘアメイク、シチュエーションを変えて、大量のカット撮影するため、短時間にOKカットが決められるかが勝負」と杉山さんはいう。
そのためには撮影後にすぐに全カットのデータをある程度の大きさで表示し、編集者、スタイリスト、ヘアメイク等が確認できる環境が必要になる。
 杉山さんの場合、キヤノンEOS-1Ds Mark2をWindowsノートPC+Digtal Photo Professionalのパソコン接続と、最速SDカードとのバックアップ同時記録撮影をしている。撮影画像の確認は、高速表示で知られるブラウザソフト「フォトのつばさ」を使用。(DPPはマシン性能が同程度の場合、MacよりもWinの方が高速で動作する。)
「いろいろとソフトを試してみましたが、現場でRAWデータを高速表示・拡大表示できるブラウザソフトで確認し、Photoshopによる現像処理を組み合わせることで効率的なワークフローになりました」
 撮影現場では時間を無駄にせず、OKカットが決まったら撮影は終了。事務所に戻り、OKカットをAdobe Bridgeで確認後、Camera Rawですぐに現像処理。雑誌の撮影では、なるべく撮影現場で完成度を高め、肌の処理以外はほとんど画像処理を行なわない。画像処理したデータは、すぐにデザイナーにレイアウト用小データをサーバー経由で転送、入稿データは、色見本プルーフをつけて納品する。
 最近、杉山さんが肌の画像処理に愛用しているのが「Noise Ninja」というソフトだ。まだ英語版しか手に入らないが、カスタマイズ、バッチ処理でき、効率良く肌の画像処理を行なうことができるので、重宝しているという。

Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月20日

コマーシャル・フォト2月号

1/15発売のコマーシャル・フォト2月号に「デジタルフォト&ワークフロー」というページで杉山のエディトリアルでのワークフローを解説しています。デジタルフォトのメリットである「速さ」を追求したエディトリアルのワークフローの一部なので、いつもこんな感じにしているわけではありません。
ちゃ〜んと、じっくり作り込んでする仕事の方が多いので、これだけを実践しないでくださいね。(笑)

画像はコチラ

Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月20日

ファッションカタログ

久しぶりにアナログでのカタログ撮影です。ここ1年ほど、めっきりポジフィルムを使っての撮影が少なくなってしまったので、なんだか妙な緊張感があります。
事前には、フィルムのエマルジョンのテストをしたり、本数を確認したり、撮影時は色温度を調整するためにフィルターをカットごとに変えたり、撮影本番に対する緊張感は、一発勝負!って感じでデジタルの非ではありません。まあ、この緊張感と、撮影後は現像所におまかせ!っていうお手軽なところで、やはりアナログもいいかなあ。と思う撮影でした。
引き続き明日もこのハウスで撮影するので、機材はそのままにし、次のスタジオに向かいました。

Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月12日

sifow

夜の部は、シホ有限会社G-Revoの社長(ギャルの起業家)であり、アーティストでもあるsifowの撮影です。何のための撮影かはナイショ。なかなかカッコイイ写真になったので、本人もスタッフにも喜んでもらえたようです。彼女のブログでそのうち発表があると思いますので、チェックしてください。

ギャルの革命

sifow official web site

CDジャケットのお仕事でした。2006.2.15発売です。


Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月12日

仲間由紀恵さん

NHKのスタジオに照明機材やバックドロップなど全てを搬入しての撮影です。特別な撮影ではないのですが、テレビ局のスタジオというのは、ただでかいだけの倉庫のようなものなので、そこに全ての機材を持ち込んで撮影というのは、手間もお金もかかってしまうわけなのです。
仲間さんは本日は取材日ということで、朝からず〜っといろんな取材をこなして、本日最後の撮影ということでした。杉山、仲間さんは初めてなので、どんな感じなのかなあ?って思っていましたが、撮影中ず〜っと「モナリザの微笑み」が頭の中に浮かんでいました。仲間さんって、そんな感じなんです。

Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月08日

深田恭子ちゃん

恭子ちゃんは2年ぶり。「確かnonnoの表紙だったと思うけど。」と杉山が言うと、「スタジオフォボスの撮影で、〜ちゃんも一緒だったよね。」と言われて、恭子ちゃんの記憶力の良さに驚きました。
だって、撮影は彼女にとっては日常茶飯事なのだから、2年前の撮影を覚えているなんて・・・「あの時、赤いメガネかけてた。」と言われてさらに驚き。今日は杉山黒いメガネなんです。

Posted by nsp | | Comments (0) | TrackBacks (0) | 2005年12月03日