self ゲッチュ!ガールズ・フォトテク
 
 
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写真好き=男の子、なあんていう時代はもう終わった。
今は写真好きの女の子のほうが、カメラ小僧よりも多いのだ。みんなキレイに写 真も撮りたいし、もちろんキレイに撮られたい! そんなあなたに贈る、ファッションカメラマン杉山宣嗣氏のナイスアドバイス・コーナーです。
 

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”ハイウェイ”でファッション写真? 2000.7.06
文/杉山宣嗣
 

Rockin Highway !

 「せっかくフォト“ハイウェイ”っていう社名ですから、高速道路か、高速道路っぽいところで写真を撮っていただくのって面白いですよねえ」と言う、編集部大出氏の言葉にのせられて、ハイウェイをテーマに「Rokin Highway」というタイトルをでっち上げ、Happie誌上での巻頭特集を組むことにしちゃったよ。 「そんな思いつきで決めちゃって、いいんですか?」と言うアシスタントの声に、耳を貸わけないでしょ。写真は独断と偏見で撮るものと、勝手に解釈している僕は、そのあとのスタッフの苦労も考えず話を進めたのだった。  今回はファッション撮影の流れを通して、どんな風に撮影が進められていくのか、感じてもらえるとうれしいね。

 
 
 
 
どこまでイメージを追求するかが、成功のポイント !
 ハイウェイと言えば、60〜70年代のROCKシーンを思い出すよね。そこでモデルのファッションは、最近のヒッピーやレトロブームから、ロックン・ロールをイメージしてスタイリストに注文を出した。ハイウェイの撮影に絶対必要な車は、1962年もののアメ車のオープンカーを手配。せっかくここまできたら、小道具にも懲りたい杉山は、ギターもロックン・ロールの神様チャックベリーが使っていた、セミアコスティック・タイプのギター、大きなカセット・デッキを調達したのだ。  実は、僕はガキの頃ロックきちがいで、実家にそのギターが置いてあったからなんだけど。

 小道具、大道具は手配したものの、肝心のハイウェイがなかなか見つからない。ハイウェイがらみでやりましょうと言ったものの、高速道路上で撮影ができるところって、無いんだよね、これが。まあ結局は、以前に撮影に行った千葉の九十九里有料道路(通称、波乗り道路)の事をようやく思い出したワケ。  さっそく、ロケハン(撮影の下見)に行ったんだけれど、一日中、高速道路上で撮影するなんて、とてもじゃないけど不可能だよねえ‥‥。そこで、なんとかハイウェイにいるように見えて、その上写真的にカッコイイところはないか、九十九里の海岸線を何度も往復しちゃった。  まあ、やっとのことで見つけた海沿いの道路で撮影をすることを決め、撮影の許可も町役場でちゃんともらったのだ。なんせ、60年代のアメ車だから、ものすごく大きい。そんなものを道路上に止めて撮影の許可がおりるか、ドキドキだった。
 
 これで、一応撮影の為の手配は完了。あとは、この梅雨のシーズンに晴れることを祈るのみ。  写真の成功のポイントは、いかに事前に、イメージに合わせたセッティングをするかにかかっているんだ。 僕も自分のイメージを具体化するために、すべてにこだわりをもって、準備してるんだよ。
 写真の中で女の子が持っている「HELP ME OUT !」のボードは、前日に段ボールを手でちぎり、赤のペンキで文字を書いて作ったもの。細かいでしょ!