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曇りの日に元気写真を撮るのは難しい。特に今回のようにロケーションもカラフルな背景を使っているので、そのままでは暗く、くすんでしまう。曇りの日の場合、全体にメリハリのないフラットな光で、カラフルな色もそうでなく写ってしまうんだな。そこで洋服と背景の色を出すために、大型ストロボをモデルにも背景にも当ててる。広角レンズを使っているので、かなりの広範囲の背景にストロボを当てた。このストロボの使い方は色を出すために使っているだけなので、それほど強く当てているわけじゃないけどね。
僕は、特殊テクニックだけに頼らずに撮影の段階でできるだけ調整するよう心がけてる。これである程度はメリハリのある元気写
真が出来上がる。それでもまだまだ、元気さが足りない。そこで、またしても「なんちゃって、デジタル」(笑)
僕はオーストラリア時代から、クロス現像という特殊な手法を使って、写真のコントラストと色調を変えてた。
それは、通常はポジフィルム(スライドフィルム)をポジフィルム用の現像(E-6プロセス)でするところを、ネガフィルム用の現像(C-41プロセス)でする手法だ。これによって写真のコントラストが上がり、色調もイエローグリーンがかったものになるっていう特殊な処理なんだな。このテクニックは、なかなかおもしろい色調になるので随分使ったけど、粒子が粗くなり、シャドウ部とハイライト部のディテールが無くなるっていう欠点もあり、撮影する内容によっては、向き不向きがかなりあるんだ。
デジタルを導入してからは、なるべくフィルムや現像段階では特殊なことをしないようにして、デジタル処理するようにしてる。実はデジタルだと、この表現(クロス現像処理)はごく簡単にできちゃうんだよね。しかもクロス現像での欠点を克服できるんだ。
本当は内緒にしたいところですが、あまりにも簡単なので教えちゃおう。コントラストを上げ、彩度を高くして、色調を調整するだけで、もう出来上がり。基本的にはこの3つのエフェクトだけでできてしまうので、みんなも試してみよう。
下にストレートにプリントした写真と、画像処理をした写真を掲載するので、見比べて見てほしい。
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