self ゲッチュ!ガールズ・フォトテク
 
 
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写真好き=男の子、なあんていう時代はもう終わった。
今は写真好きの女の子のほうが、カメラ小僧よりも多いのだ。みんなキレイに写真も撮りたいし、もちろんキレイに撮られたい! そんなあなたに贈る、ファッションカメラマン杉山宣嗣氏のナイスアドバイス・コーナーです。
 

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原宿VSギャル
文/杉山宣嗣
 

原宿系とギャル系との違い

 前回のギャル系ではアニマル・ファッションを撮影したけれど、1週間経たないうちに、原宿系の写真を撮ることになったんだ。原宿系でもやはりこの冬はアニマル・ファッション。原宿系とギャル系ではこんなに違うのかと思うほど、コーディネイトが違っている。ギャル系では、ややセクシーぽいコーディネイトが主流だけど、原宿系はあくまでカッコ良く、カワイクが基本。僕は同じ洋服のテーマで、1週間のあいだに違うテイストで撮影したことはなかったので、とても面白かったよ。
 みなさんは、僕が意図的に原宿系とギャル系の写真のテイストを変えているのが分かるかな?

 
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どうぶつ in the room
   撮影は原宿パレフランセの中にあるショップの試着室を借りた。このロケ場所はKERA編集長、鈴木女史自らが探してくれたとっておきの場所で、試着室なのに3畳ほどの広さがあって、なおかつ1つ1つの部屋がそれぞれ違った雰囲気のインテリアになってるんだ。いろんな動物がオリの中にいる? 部屋にいる? って感じで撮るにはもってこいの場所だね。
 せっかくのロケ場所なので、ファッションだけを撮るのではなく、あくまでも部屋全体を撮り、その中にいる動物たちという設定のコンセプチャル? な写真にしたよ。写真的にはあくまでもインテリアの写真の構成で撮り、ライティングによってファッション・フォトになるように考えた。部屋の奥行きや幅など全カットを並べてみると、ほぼ同じサイズに見えるようになっているんだ。
 
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時間がない!
   実は僕たちは、ショップなどを撮影のロケ場所に借りることが多いんだけれど、そういったロケ場所の場合、時間的な制約がかなりあるんだよね。大抵の場合、ショップの開店前と閉店後の時間を使わせてもらうケースがほとんどで、今回の撮影は開店前と閉店後の時間、それぞれ1時間を借りての撮影になった。
 事前にロケハンをしっかりして、ライティングや機材をどうするかなど、しっかり決め込んで撮影に挑んでいる。時間以内にキチッと撮影をするのもプロの仕事なんだよ。
 最初のカットは部屋でゴロゴロしているどうぶつ達‥‥。
 こういったコンセプチャルな撮影の場合、ライティング、カメラアングル等、最初のカットが後で撮る全てのカットに影響を与えてしまうので、慎重になってしまう。本当に時計を見ながら時間との戦いだ。ポーズの指示も迷っている時間はないのだ。
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 部屋全体が赤いタイルの何とも言えない雰囲気のどうぶつ達‥‥。
 さあ次のカットというところで、「あれえ、どうしよう?」と、杉山叫んじゃった。あれほどロケハンしたにもかかわらず、この部屋の鏡が外せないことをしっかり忘れていたんだ。すかさず「5分下さい!」とスタイリストの松田さん。
 セットをしながら彼女を待っていると、本当に5分で鏡を隠すためのタペストリーを持って来てくれた。
 実はこれは毛布なんだけど、スタイリストの彼女が「これは何かに使えるかも?」と、以前見ていたものをこの土壇場で思い出して、買いに行ってくれたんだ。さすがプロってところを見せてくれるよ。彼女はいつ何時でも、撮影に使えそうなものが何処にあるかということをしっかり記憶している。これには僕も脱帽だ。スタッフの機敏な協力を得て、撮影は進んでいく。
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 ラブリーな部屋でちょっぴり、セクシーなどうぶつ‥‥。  白いフェイク・ファー素材の布が張り巡らされて、ポイントに赤いイスや額が飾ってある部屋なので、モデルにソファーで横になってもらい撮影。セクシーでいい感じでしょ。
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 それぞれの部屋とファッションを組み合わせながら、スタッフに助けられてスピーディに撮影は進む。慣れてくるにつれ、それぞれのカットを撮る時間もスピードアップして、最終的には予定時間よりも早く撮り終えることができたんだ。
 

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