hed
今回のフォトテク
   真夏の景色を冬景色にするためにデジタル処理をする前提で、写真を撮ってる。技術的には、僕の撮影で良く使われるデーライト・シンクロと言うテクニックで、自然光にプラスして大型ストロボを使っています。今回の場合、いつもの簡単なオートでできるデーライト・シンクロとは違って、かなり高度な設定をしているので、ちょっと簡単にはできないだろうね。モデルの背景を暗くするために、太陽光よりも強い光をストロボを使ってモデルに当てているんだ。そして露出はストロボ光を適正にして絞りを決め、シャッタースピードで背景を暗く(アンダー)している。ちょっと難しいテクニックだろう。
 たまにはプロらしいテクニックも使わないと、誰でも簡単にプロになれると思われたらまずいから(笑)。
 本当はこんなことは、デジタル処理でできてしまうんだけれど、やはりデジタルの力を借りるのは最小限にしたいと僕は思っているので、できるかぎり撮影の段階で近いものを撮るようにしている。
 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
hed
そして、「なんちゃってデジタル」
   ここからは、ある程度のコンピュータ機材を持っている人なら、少し頑張れば誰でもできる画像処理のテクニックだ。パソコンとスキャナと画像処理ソフトがあれば良いわけで、僕の場合、パソコンはMacのG4とiMacを使ってる。時間を気にしなければiMacでも画像処理はできるので、最近のパソコンであればまず問題ないだろう。スキャナは市販の1,200dpiくらいのものを使って、あらかじめA4サイズにプリントした写真をスキャニングしている。画像処理のソフトはPhotoshopを使ってる(Windows系ではこれとよく似たソフトが10,000円以内で買える)。出力は、市販のインクジェットのプリンタで十分だ。
 杉山は、この程度の機材で今までもかなりの仕事をしてる。写真なんて表現方法がしっかりしていれば、何でもありだから。

 下に、ストレートにプリントした写真(左)と、画像処理をした写真(右)を掲載しましたので、見比べて下さい。モニタで見るとわかりづらいかもしれないけど、背景の空と海を少し暗くして、さらに青みを取ってる。そして、彩度(色の鮮やかさ)を低くして、仕上げに粒子を荒らす。たったそれだけのことだよ。
 技術解説すると「な〜んだ」と思われちゃうから隠しておこうかと思ったけど、大サービスで教えちゃおう。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
hed
撮影後記
   これからは写真もデジタルの時代。デジタルでなんでもできるわけじゃあないけれど、これからカメラマンを目指そうとする人は、必ず知っていなければいけないことになって来るだろう。今までの写真という概念は変わってきている。みなさんも、是非ともデジタルのこともお勉強しょう。
 あっ!、でもデジタルをあてにして撮影段階をいい加減に考えちゃあいけないよ。やはり、一発写真のすばらしさを忘れてはいけないのだ。

雑誌Happieは毎月16日発売です
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 

 pege1 pege2 pege3